神奈川新聞社

かなしんオフセット

早く、美しく、正確に−

環境・品質ISO認証取得の新聞印刷工場

 「ダッ、ダッ、ダッ、ダッ」。日付をまたいで、輪転機がリズミカルな音を刻みます。最新のニュースを「新聞」という形になるよう印刷し、新聞販売店に発送するのが、かなしんオフセット(綾瀬センター)=綾瀬市深谷上=の役割です。車体に「PRESS」と記された配送トラックを、県央の地から県内約600店の新聞販売店に送り出しています。

 最新鋭高速型を含めて計7セットの輪転機(12〜40ページ対応)が、設置されています。受託している他紙や自治体広報なども印刷できる能力を持ち合わせています。

 神奈川新聞本紙の紙面データは、横浜・関内の本社のコンピューターシステムからオンラインで順次、届きます。1ページごとに受信したデータをフィルムを使用せず自動装置で直接、アルミ版に描画するCTP(Computer To Plate)システムを導入、輪転機に掛けるための「刷版(さっぱん)」を製作します。最終ページ分を受信してほどなく、ロール状の巻き取り紙が、一本の帯のように輪転機を駆け巡ります。最新鋭機の場合、その回転速度は時速50キロ弱で、1時間に最大18万部印刷できます。

 刷り上ったばかりの新聞が、搬送キャリアで発送部門に運ばれます。新聞販売店ごとに機械で部数を分けて梱包(こんぽう)、コンベアに乗せてトラックに積み込む最終工程を担っています。

 技術は進化し一連の作業は、ほぼ自動化されています。しかし、きれいにカラー印刷されているか、など作業中のチェックや調整、さらに日々のメンテナンス作業は欠かせません。省力化する一方で、社員の技術力向上に努めています。

 同時に、巻き取り用紙やインキなどの資材は環境に配慮し、省エネルギーの推進にも取り組んでいます。

 早く、美しく、正確に−。国際規格の環境ISO14001を認証取得している綾瀬センターが掲げる目標です。