システム室
最新技術を駆使し、新聞製作システムの管理とソフトウェア開発を担う
システム室は、新聞製作系サーバ・端末、記者パソコン他、コンピュータに接続、未接続機器の管理・障害対応、ソフト開発、技術相談などを行っている部署です。
最新ニュースを早く正確に届けるため、コンピュータによる電子編集システムで新聞製作を始めたのが1989年9月。IBM4381ホストコンピュータを中核とする初代新聞制作システムを、港・横浜にちなんで、かもめシステム(KAMOME:Kanagawa Shimbun Advanced Method Of Modern Editing)と名付けました。
以来、本社移転の都度、最新システムに進化させ、2004年3月からはNEC製サーバを中核にして、NewsML(XML準拠)を国内で初めて新聞製作に採用した第三世代のかもめシステム3(KAMOME−3)を24時間、365日稼働させています。
新聞製作システム管理
新聞製作システムサーバ・端末の状態監視と障害の復旧
新聞製作システムは、パソコンからサーバまで多数のコンピュータやプリンタ、その他特殊な装置で構成されています。トラブルをいち早く見つけて正常状態に戻すことがシステム室の使命です。
新聞製作を行っている編集現場に影響が出ないようマシン室を定時監視し、紙面製作への影響が最小限になるよう、機器トラブルの早期発見を行うと共に、迅速な正常状態への復旧に努めています。
トラブルには単純な機械故障から、ソフト・ハード障害が複合したものまで多種多様。システム室員はそれを速やかに識別し、現状復帰を試みるか縮退運転に切り替えるかあるいは回避手段で対応するのか等の判断をしなければなりません。これには高度な知識と技術、それに経験が要求されます。休刊日を利用して障害訓練を実施し、意図的に障害を作り出してシステム障害を体験し、実際のトラブルに備えています。時には、今までに経験のないトラブルに遭遇することもありますが、印刷所に紙面データを送信する締め切り間際にはお目にかかりたくない代物です。
基幹LAN・WANの状態監視と障害発生時の正常状態への復旧
新聞製作システムだけでなく、経理・業務系、インターネットおよび社外の支社、総局・支局などのWAN環境の状態監視と障害発生時の正常状態への復旧を行っています。
トラブル対応は新聞製作システム同様のことを行っています。
記者パソコンの故障対応
編集記者が取材で使用しているノートパソコンには、縦組みの記事原稿を入力して本社に送信するソフトと、デジカメで撮影した写真を本社に送信する特殊なソフトが入っているために「記者パソコン」と呼んでいますが、これらを除けば普通のノートパソコンと同じです。記者が外部に持ち歩くため、故障が耐えません。システム室は記者パソコンの修理も手がけ、故障の状況によりメーカー技術員に連絡したり、ソフト的なものであれば室員が対応します。このほか、記者からのソフトの使い方の問い合わせ等ヘルプデスクも行っています。
ソフトウェア開発・メンテナンス
ソフトウェアの開発・メンテナンスは大別して2種類あります。新聞製作サーバ用のものと新聞製作を支援するパソコン用アプリケーションです。
新聞製作サーバ用ソフトウェアの開発・メンテナンス
NewsMLというXMLに準拠した記事・写真データを新聞紙面に掲載するデータ形式に加工するプログラムをAsteria(アステリア)というツールを使い開発しています。プロ野球、ゴルフやギャンブル系(競輪、競馬、競艇)、サッカー(Jリーグ)などのスポーツ処理や選挙処理、自社で入力したエクセル形式の表データ処理などがあります。その他、毎日の定型自動処理(株式面やテレビ番組・ラジオ番組)プログラムの開発、メンテナンスなども行っています。
パソコン用アプリケーションの開発・メンテナンス
毎年秋に行われる横浜マラソン、3月のちびっ子マラソン、音楽コンクール、人事異動などの大量の名簿処理アプリケーションが代表格ですが、このほかにも多種・多様のものを開発しています。これらは、エクセルVBAやアクセスVBA、C等を使って開発しています。
次世代システムへの対応
コンピュータシステムの宿命で、ハードの老朽化、ソフトの陳腐化は避けて通れません。また、IT技術は日々進化しているため、一度作り上げたシステムをそのまま長期間使っていたのでは、競争に打ち勝てません。このため、定期的にシステム更新する必要があります。
現在は、次の更新に備え、新聞以外のメディアと連携したシステム作りを目指し、日本で開催されるJANPS(新聞製作技術展)の見学や海外で開催される展示会・Ifra(国際新聞技術研究協会)の視察、外部講習会への参加、同業他社の見学などを積極的に行い知識を広めています。
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