2014年 第6回かながわ新聞感想文コンクール

小学4年生の部 優秀賞

16才のマララ
横浜市立富士見台小学校
阿部 杏香

 私は今10才、お父さんお母さんと三人で平和な日本に住んでいる。小学校に通い習い事もたくさんしている。本当に毎日が楽しい。私と同じ年ごろの子どもが学校に行くこともできないで銃でうたれて殺される国があるなんて想ぞうもできない。新聞を見て本当におどろいた。とても悲しくなった。何も悪い事をしていない、戦争なんていやだ、女の子だって勉強がしたい。自由に自分の意見を言っただけなのに、なぜマララさんが銃でうたれなければならなかったのかわからない。
 この記事について私はもっと調べてみたくなった。他の新聞を見たり、親に聞いてみたり、ネットでも調べてみた。
 マララさんがなぜ銃でうたれたのか、パキスタンやアフガニスタンでは今何が起きているのか。世界中では私と同じ子どもたち、特に女の子がどんな生活をさせられているのか。
 世界中には学校に通えない子どもが五千七百万人もいるという。戦争をしている場所では半分の子ども達が小学校に行ってないという。学校に行くのは字や計算を習うことだけが目的ではないと思う。人間はみんな大切な命があること、男の子も女の子もみんな同じように大切な人間だということ。自分の国や世界の国のいろいろなことを教えてもらい、正しいこととまちがったことを、自分で考えてはんだんできるような人間になるために学校に行くのだと思う。学校に行き、男の子とも女の子とも同じように話しながら生活し、いっしょに勉強するからおたがいに相手が大切な人だと分かっていくのだと思う。どちらが上でどちらが下という考え方はまちがっていると思う。女の子は勉強しなくてもよいという考え方は変だと思う。なぜイスラムぶそうせい力の大人たちは女の人が勉強をすることをゆるしてくれないのだろう。その大人を生んで育ててくれたのはお母さんだと思うのだけれど、お母さんは大切なんではないのかな? わたしには理かいできない。お母さんから、「しゅうきょうの特別な考え方なんだよ」と教えてもらったけれど自分のお母さんやかわいい子どもをうんでくれるおよめさんも大切に考えたほうがいいと思う。
 平和な世界をつくるのには自分の命も他の人の命も同じように大切だということ、男の子も女の子も同じように大切だということ、それを知るために学校で学ぶことをじゃましないでほしい。
 私は今学校に毎日通えることに感しゃしている。マララさんの勇気がパキスタンやアフガニスタンの子ども達の希望になり、世界中の平和につながるように私もお願いしたい。

課題(1)(読売新聞 7月13日付)
「本とペン世界を変える/マララさん国連演説」


目指せ! 新聞記者
横浜市立荏田南小学校
中島 万賀

 私は、取材先の気持ちや思いによりそい、正確な情報を読み手が分かりやすいように伝える、「橋渡し」ができるような記者になりたいです。
 私は四月から「つづきジュニア編集局」のジュニア記者をしています。つづきジュニア編集局では、主に都筑区の小・中学生が横浜と都筑の魅力を取材し、記事を書いています。私の初取材は、都筑区在住の俳優・渡辺裕之さんでした。取材のきっかけは、近くの公園や緑道などで、ゴミ拾いをしている姿を見かけ、なぜゴミ拾いをしているのかぎもんに思ったからです。取材を申し込んだところ、一緒にゴミ拾いをしながらの取材を引き受けてくれました。体験することによって、ゴミ拾いの大変さとゴミがどのように捨てられているかの実情が分かりました。自分の暮らすまちが、自分の庭のように大切だという思いからゴミ拾いを続けていることも分かりました。
 分かったことや体験したことを記事にしましたが、「5W1H」などの正確な情報がかけていて、ダメ出しを受けました。読み手のことを考えずに書いてしまったことが原因でした。その時初めて、取材した渡辺さんの思いを、読み手に分かりやすく正確に伝えることが大切だと実感しました。
 その後、神奈川新聞社、横浜市営地下鉄、神奈川の高校生スイマー・五十嵐千尋選手を取材しました。神奈川新聞社では、とくに地元の若者の活やくを知ってほしいので、見逃さないように、いつもアンテナをはっているそうです。横浜市営地下鉄では、常に安全と利便性を考えてきた結果、利用者の増加につながり、横浜をより住みよいまちにしたいと考えているそうです。五十嵐選手は、世界水泳に出場した経験を自信にして、オリンピックで活やくできるような選手になりたいそうです。
 このような「思い」を、読み手に分かりやすく伝える記事を書き、取材先の気持ちや思いが、読み手にとどいた時に、記者として喜びを感じると思います。だから私は、取材先と読み手の「橋渡し」ができるような記者になりたいです。
課題(2)

問い合わせ先
神奈川新聞社
かながわ「新聞感想文コンクール」事務局
電話:045-227-0707(平日、午前9時半~午後6時)

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