「私たちは銃弾で黙らない」という見出しに目が留まりました。十六才の女の子、マララ・ユスフザイさんが国連で演説をした、という記事でした。彼女は女の子が教育を受ける権利を訴えて活動しています。しかし、女性教育を認めないイスラム武装勢力に昨年十月銃撃され、その武力に対し、「銃弾が私たちを黙らせることはなく、代わりに何千もの声があがった。」と言い切ったということが載っていました。 早速、演説の内容や昨年の銃撃事件について調べてみました。
彼女の母国パキスタンでは、イスラム武装勢力が多くの女子校を爆破して勉強させないようにしたことに驚きました。多くの子ども達も死亡しています。私だったら怖くて震えているだけかもしれないのに、彼女は、今の私と同じ十一才の時から、女の子が教育を受ける権利を訴え続けてきたことを知り、その勇気に感心しました。
「一冊の本、一本のペン、それで世界は変えられます。」
彼女の言葉が胸に響きました。
又、同じように世界中の女の子達に教育を受ける権利を与えようと活動しているプランというNGO団体の新聞記事にも、興味をもちました。プランは国連に公認登録された、七十五年の歴史があるNGO団体です。賛同者は挙手した写真をネット上に投稿するという活動が世界中に広まっています。
関心を持っていますよ、賛同していますよ、というたくさんの人の思いが集まれば、世界も変える原動力となります! 私もこの活動に参加します。
そして、もっとマララさんのことやプランの活動をみんなに伝えるために、夏の自由研究は、新聞を作りました。すると、マララさんの活動や世界のことなど、友達との話が広がり、秋にはクラスみんなで世界平和について発表することに決まりました。
大切なことを伝えて、人の心を動かし、行動させる…そんな力が新聞にあると実感しました。伝えることでみんなの心の輪が広がり世界は変えられる! そう信じて、私もマララさんを応援していきたいです。きっとマララさんの夢は叶うはずです。
課題(1)(読売新聞 7月13日付)
「私たちは銃弾で黙らない/マララさん国連で演説」