神奈川NIEミーティング

NIEミーティング記録 2017年5月19日(金)

発表 横浜国立大学附属鎌倉小学校 2名

発表者は@ A 参加者はA・B… で表記

 
A:子どもが見出しで気になったことを選びました。ふくらみは?
@:子どもに調べる時間をあたえ、すきな記事をとってくることにより、内容にこだわらないトークをすることができた。
司会:実践のねらいは?
A:子どもがどうなっていくかを見ながら実践した。インターネットと比べて「新聞は正確だ」と話す子どもが出るなど、新聞の良さについて考えた。
@:子どもたちが話し合って、分かるから感じ取れるようにさせたい。
「なんで新聞じゃなきゃいけないの」
「ネットならどこまでもしらべていける」
「でも、新聞ってそれ以外のことが出てくるからおもしろいんじゃないの」
司会:スピーチについて?
@:朝の時間やすき間の時間を使い、5分程度。
A:朝の会のペアトークからはじめ、徐々に新聞のテーマになっていった。
B:テーマをあたえ、新聞にいくよさ、学校に新聞がある良さを感じた。
表@:「最新のニュース」というキーワードにせまるべきだったのか、聞きたい。
B:色んなある程度のジャンルの提示しても良いのではないか。
C(司書):単元を教えるために資料を準備してほしいと言われる。何のために新聞を使ったか、何を教えたいか、ねらいを教えてほしい。
@:話す聞く、子どもがトークするため。子どもの調べ学習の出発点であり個の力をのばしたい。
C(司書):そのねらいなら、キーワードについて問題はない。
D:6年生の発表についてききたい。
B:書くことについてねらったのでは。
D:新聞の良さに対して教える側の気づきがあってよかった。(先生たちが新聞を読んでいない今)
D:新聞の良さに対して教える側の気づきがあってよかった。(先生たちが新聞を読んでいない今)
A:悩んだ。考えのちがいに気づいたことについてペンを入れた。高齢者の運転事故について「乗らない法律をつくった方が良い」と書いた子に対して、どういうふうに返せばいいかまよい、「○○と考えたんだね」と書いた。スピーチの場面では、子どもが「だれかが乗せてあげる仕組みをつくればいいんじゃない」と返しており、スピーチのよさを感じた。
E:中学の理科を教えています。沖ノ鳥島の火山の噴火の様子や、台風の様子を天気図からよみとるなども新聞の良さだと思う。一方、NIEとして子どもに新聞をつくらせるとう見通しはどうなのか。
@:5年生はつくるという視点にいった。新聞社見学を通して子どもの意欲につながった。新聞を核とした社会科授業をしたからではないか。
A:読んだら意見を持つということが大事で、読んで書くということは難しいのではないか。
@:新聞を使って授業をやろうとすると無理矢理になってくる。日常に新聞があるような取り組みにしたい。子どもが「偶然の発見があるんだよね」、「ここにこういうのがあったよ」というので、小学生はいいのではないか。
司会:教室の中で、子どもの発見があればいい。雰囲気はどうか?
@:深まりはある。問題提起もある。時間を短くする配慮が必要。
F:目的はあるが教材としてつかう手もある。裾野を広げながら社会の窓口として新聞活用している。知る権利を保障し、言論、表現の自由にふれられるものを用意することが大事。「新聞が事実を伝えてくれないなんて困るよね。」と子どもが感じてくれたらいいのではないか。
G:お互いの子どものやりとりがいいなと思った。共謀罪の一面って大事。
H(司書):日常に戻るような記事、授業によってとりたい新聞を選んでいるか。
司会:していません。
E:新聞社の見方の違いに気づいて表現させ、同じ事実でも見方が違うと子どもに気づかせていくことが大切。道徳として使うのもいい。
@:子どもが道徳の視点で書いてくることもある。
F:「未来に新聞はなくなっていく」「でも、大事にしている人もいる」という話題で授業をしていった。
I:ネットじゃだめなのとう話題はある。共通の土台になっていくような、一つのことでもいろんな考えがあるねってなってくれればいいのではないか。
司会:新聞は問題発見の礎になると?
I:そうです。
G:記事について、いろんな見方がひろがっていく良さがある。
H:変容が見られたらいい。
J(司書):新聞がある恵まれた環境も、あまり使われていない。そこで使えそうなものを広めて、つかってもらえるようになった。中学生が人権作文を書くときに、意見文のファイリングを見に来ている。
司会:神奈川新聞の記事紹介
影山顧問:学校では子どもも担任も変わり、4月からゼロからのスタートになる。そこをどうクリアしていくのかを考えないといけない。NIEとしての財産を、パッと見てわかるものが必要。(HPやガイドブックがあるが、、)教科とのつながりについて、手引書を考えないといけない。
重松副会長:新聞の良さは子どもが感じ取れば良いもので、そもそもNIEはなんて議論は意味が無い。NIEから、従来と違う子ども観、教育観をみていくといいのではないか。柔軟になっていくことが大事。しかし成果主義が浸透している教育現場で厳しいという面もある。
赤池会長:子どもにアンテナをいっぱい持ってほしい。すぐにつくれというのは無理。教科書教育、ねらいではなく、「なるほどね」と子どもを発見してくといい。また、なんでネットじゃいけないのか、先生がこたえられるかをきいてみたい。