神奈川NIEミーティング

NIEミーティング記録 2017年10月20日(金)

場所 神奈川新聞社10階会議室
今回はフリートーキング
出席者数 20名

テーマ「困ったこと、楽しいことを語り合う」

<司会から>自己紹介を兼ねながら普段の取り組みについて話してもらいたい。
・課題研究という卒業論文的なレポートを作成させている。その際に新聞を活用している。(高校)
・新聞コンクールに参加している。生徒も積極的に取り組んだ。(小学校)
・新聞に親しむ環境づくりを工夫した。閲覧台を設置、授業ですぐに使えるようになった。(小学校)
・自分たちが所属している係活動に関係する記事を発表してもらった。(小学校)
・NIEミーティングでの資料を校内で回覧している。図書館でテーマごとに新聞スクラップを作成している。(小学校)
・新聞記事を音読させている(小学生新聞)。(小学校)
・朝の会で新聞記事について発表。そのまま盛り上がって1校時の授業の中です進めることも。(小学校)
・職員室の段ボール箱にストックし、授業に応じて活用。選挙に関する記事を扱う。(高校)
・朝自習で新聞コピーを配布して学習する。学年で「新聞検定」を実施した。(中学校)
・進路に関する記事に生徒が興味・関心を持つ。(高校)
・新聞を手に取ることができるような環境を整えている。「新聞リレー」感想をノートに書いてリレーする。授業中に新聞のことを思い出して発言する児童もみられる。市長選挙の記事などから身近な地域について考えることもできる。(小学校)
<司会から>
・「新聞が問題提起、授業への導入のきっかけになる」という発言が多くみられた。
<質問>
・新聞記事をスクラップする際に図書館側で件名をつけて整理分類するということはどうだろか。
<意見>
・それが押し付けのようになってはよくないだろう。件名がつくと先入観で見てしまう。読み取りを狭めてしまう。キーワードは必要に応じて使うようにしてみては。
<司会から>
・「わずかな時間でできる取り組み」のようなものはあったか。
<意見>
・日々、新聞記事の中からストックを頭の中にためて置き、子どもの顔を見ながら状況にあったものを出せるようにしておくとよい。
・あまり、パターン化しないで考えてみては。
<まとめ>
・「新聞コンクール」の審査を行っているが、学年(年齢)が上がるほど、興味を引くものが少なくなる。小学生は素直に不思議発見的な驚きを書いてきて面白い。高校生くらいになると世の中の考えをなぞるような文になっている。
・小学校3,4年生くらいのうちに好奇心、知る喜びといったものを身に着けさせることが大切。そういった意味でNIEは小学生の時期での取り組みが大事になる。
・新聞を教員が「箱の中に入れて子どもに持っていっている」。限定的な、狭まった新聞の利用になっている。生徒はその箱の中で考えてしまう。箱から外れた発想が面白い。新しい考え方を引き出すことが大切。
※ 新聞記事の中に「 」内の文節の終わりには「。」をつけると学校では教えているが新聞記事にはついていないのはどうしてか。という質問が出た。学校では作文指導などで「。」をつけることになっているが、一般的な新聞、雑誌ではそうなっていない。スペースの節約という考えかも。といった話題も出ていた。

<以上>